No.526 |
大阪文化財センターで使用されている3次元レーダースキャナーです。土地の起伏や遺跡の形状を計測するものです。複数のポイントで計測しコンピュータで処理することで視点を変えて景観を表示でき、これまでてきなかった分析も可能になります。
このような機器で、我々が行っている、手作業による土器の実測図の作成は無くなるのでしょうか。単に記録であれば、前述のレーダースキャナーのような機器の方がはるかに優れています。
しかし、土器を手に取り計測しすることで、色合い、表面の微細な様子の分析、土器の編年などの深い考察が可能となります。
朝から、地道な作業を続けてきました。きちんと記録すること、そしてそのための観察を通して、土器の製作年代(編年表を参照して)を推定することができました。
12/07/30 15:28
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