No.533 |
博物館の館内の見学です。
この写真は、奈良時代創建と見られる鹿谷寺跡の凝灰岩の山腹を削って開いた平地に造られた石窟寺院の原寸大のレプリカです。石窟寺院はインドのエローラが有名ですが、日本にもあったことや、十三重の塔が、奈良県桜井市の談山神社以外にもあったことを知りました。
この塔を見たあと、学芸員方の部屋、書庫、撮影室、燻蒸室(現在は書庫に転用)、特別収蔵庫を見学させていただきました。厳重な鍵、厚くて重い扉で守られ、厳格な温度湿度管理をされた特別収蔵庫は、万一の火災の際には、二酸化炭素を充満させて酸素を断ち、燃えなくする工夫もされています。
搬入・搬出用の2tまで使える大型エレベーターについては、振動を少なくするためロープでは無く、モーターを台車に直接付ける形式のものであることも知りました。
12/07/31 14:35
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