No.541 |
摂津能勢の民家です。
この屋根は、最近、茅で葺き替えたとのことです。 この場合の茅とはススキのことです。中では、かまどで、湯が沸かされて、煙が充満していました。かまどには煙突がなく、わざと、家屋全体に煙りを回るようにしているようにも思えました。茅に煤が付き、虫がつかず、耐久性がUPします。また、釘が使われておらず、組木と縄で柱や屋根を固定しています。1995(平成 7)年の阪神淡路大震災の時も、ここ豊中市でも建物は大きな被害が出たのですが、この建物には被害が無かったとのことです。
この萱葺屋根は、カラス除け対策用に細い針金で屋根全体が目立たぬように被われています。
12/08/01 10:41
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